大分市の心療内科・精神科の大分丘の上病院

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治療内容

  1. クロザピン治療
  2. 作業療法
  3. 集団療法
  4. カウンセリング
  5. 栄養指導
  6. 服薬指導
  7. 医療相談

クロザピン治療

治療抵抗性統合失調症の方へ、2017年11月より、クロザピンの治療を行っています。
≫ 詳しい治療内容はこちら

作業療法

作業療法とは、作業療法士によって行われる『心のリハビリテーション』です。
スポーツやグループ活動などさまざまな作業を行うことを通して、楽しみながら心の回復を図ります。皆さんも、何かやっているうちに不安や心配事を忘れていたり自信がついた経験はありませんか?
このような、「活動をすること」による効果を治療的に用いるのが作業療法(OT)です。

手工芸・趣味

陶芸、革細工、ビーズ細工、アイロンビーズ、ぬり絵、習字
『作品』を作り上げるには、手順を理解し集中して取り組むこと、デザインを考えたり工夫することなど多くの能力が必要です。
そのように、目に見える『作品』という目標に向かって取り組むことは、達成感を得ることにつながり自分に自信をつけることができます。入院間もない方から、症状が落ち着き社会復帰を目指す方まで、幅広い方が利用できるように、簡単で短時間でできるものから難しく集中力の必要なものまで、さまざまな手工芸を行っています。

運動・スポーツ

元気健康体操・スポレク・ストレッチ等
身体を動かすことで、心身機能の賦活を図ります。
高齢の方でも安心して行えるような椅子に座ったまま行う体操から、若い方でも十分に体を動かせるスポーツまで幅広く行っています。

その他

頭のトレーニング・生活訓練
指体操や身体を使った頭の体操、簡単な計算、書き取りなどを行い、脳を鍛える事を目的とした「頭のトレーニング」は、自発的に考える力を養い、脳全体の活性化を図ります。
社会生活では欠かせない人との交流も、活動を通して学んでいきます。
ほか、退院後の生活を見据えて、調理や公共交通機関の利用・体調管理の勉強など行う「生活訓練」もあります。

カウンセリング

当院では主治医の治療方針によって、心理師のカウンセリングを行うことがあります。
カウンセリングでは、困っている事を聞き取り、どうすれば良いのかを考え、実践していきます。
助言や指示はほとんど行わず、患者さんと一緒に考えます。

現在外来でのカウンセリングは行っておりません。

栄養指導

栄養指導では、普段の食生活について詳しくお伺いし、「健康的に体重を減らしたい」「血糖値を改善したい」といった目標を共有し、具体的な食事プランをアドバイスしていきます。
食品の選び方や調理方法、外食やコンビニ食の賢い利用法など、1人ひとりにあった指導をしていきます。
食事療法が必要な患者さんはもちろん、生活習慣病や摂食障害でお悩みの方、食生活に不安がある方など、幅広い方を対象に行っています。
「何をどう食べたらいいのか分からない」「継続できるか不安」といった心配事も、管理栄養士が親身になってサポートしますので、安心してご相談ください。
また、ご家族の方も一緒にご参加いただけますので、お気軽にご相談ください。

入院中の患者さんには、季節の移り変わりやイベントに合わせたメニューをご用意し、食事を楽しんでいただけるよう工夫しています。

服薬指導

薬は患者さんの治療にとって欠かせないものです。
薬剤師は患者さんが自ら治療に参加できる環境づくりを目的として、入院患者さまに直接お会いしてお薬に関するいろいろな情報を提供しています。
「安心して、納得してお薬を飲んでいただきたい」と考えてお薬の効能・効果、服用方法などを説明しています。
「このお薬は何に効くのかな?」「どのように飲むのかな?」「副作用は大丈夫かな?」
お薬に対する不安をお気軽に御相談下さい。

医療相談

各病棟、外来、訪問看護、病診連携室に専属の精神保健福祉士が配置されています。
自立支援医療や精神保健福祉手帳、障害年金などの福祉制度に関すること、経済的なご負担を軽減するための制度について、退院や就労などの社会復帰に関することなど、さまざまなご相談に対応いたします。
患者さんやご家族の皆さんが安心して療養生活を送れるよう、精神保健福祉士が親身にサポートさせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。

集団療法

陽だまりの会

抑うつ状態の方のための集団認知行動療法
気分が落ち込みやすいと感じる方、うつ病、不安症、摂食障害の方を対象としたグループで行うプログラムです。(統合失調症、発達障害の方を除く)
認知行動療法という方法を学び、日々のストレスを減らし、困ったことへの対処法を身につけることを目的としています。
当院に通院中の方が対象です。
全8回のプログラムで、毎回1時間です。
「自分のことをじっくり考える時間が欲しい」「自分の考え方について、他の人の意見も聞いてみたい」と感じている方は、主治医にご相談ください。
*病気の種類によっては、参加をお断りさせていただく場合があります。
プログラムの内容
•認知行動療法を学ぶ:
参加者みんなで認知行動療法について学びます。
特に、「認知再構成法」(ネガティブな考え方を軽くする方法)と「問題解決技法」(困ったことの解決策を見つける方法)を中心に学びます。
•実践と共有:
学んだことを実際に試してみて、その結果を発表します。 他の参加者の意見を聞きながら、より良い考え方や解決策を一緒に探します。

コスモスの会

摂食障害
摂食障害で通院または入院中の患者さんとそのご家族を対象としたグループプログラムです。
摂食障害について正しい知識を学び、ご自身の問題に気づき、理解を深めることを目的としています。
目標は、低い自己評価の改善、人格の成長、そして自立(自律・自活)への挑戦です。

※参加には主治医の指示が必要です。
※拒食症で飢餓状態の方は、まず身体治療が優先されます。
≫ 詳しい治療内容はこちら
プログラムの内容

第1部:心理教育
摂食障害に関する本やテキストを読み、正しい知識を学びます。
第2部:本人と家族の会
患者さんとご家族に分かれて、それぞれの気持ちや悩みを話し合い、ご自身の問題を考えます。

第1部で正しい知識を得るだけでなく、第2部で本音を話し合うことで、より深い理解と気づきが得られます。
親と子の気持ちのすれ違いが分かり、家族が変わるきっかけになったり、ご家族同士で悩みを相談しあうことを通して安心感も生まれています。
最近では、お母様だけでなく、お父様やご主人、遠方からの参加者も増えています。

「コスモスの会」の効果
親と子の気持ちのすれ違いに気づき、家族が変わるきっかけになります。
ご家族同士で悩みを相談し合うことで、安心感が生まれます。
5回以上参加すると、食行動の異常、行動化、ひきこもりに改善が見られることがあります。
患者さんとご家族の両方を対象とした摂食障害の集団精神療法は、全国でも珍しい取り組みです。
摂食障害とは?
食行動の異常に基づく、原因不明の難治性の病気です。
一般的には、拒食症や過食症として知られています。
ダイエットや受験、自信を失うような出来事がきっかけになることがあります。
拒食から過食へ移行するケースや、自己誘発性嘔吐、下剤の乱用を伴う場合があります。
思春期・青年期の女性に多いとされますが、近年では年齢層が広がっています。
慢性的な経過をたどることが多く、対人関係やストレスによって再発しやすい病気です。
患者さんだけでなく、ご家族も疲弊し、孤立してしまうことがあります。
ご家族を含めた支援が大切です。

ARP(アルコール・リハビリテーション・プログラム)

アルコール依存症の方を対象とした集団で行う治療プログラムです。
アルコール依存症について正しく理解し、入院中の体験を通して、お酒との付き合い方を見直すことを目的としています。
プログラムの内容

•学習会:
ワークブックを使って、ご自身の飲酒の問題点を把握し、アルコール依存症に関する正しい知識を学びます。
•知友会:
参加者同士で、テーマに沿ってご自身の飲酒生活について話し合い、他の参加者の話を聞くことで、ご自身の気持ちを見つめ直し、行動の変化を目指します。
•作業療法:
アルコールによって影響を受けた脳や身体のリハビリを行います。

治療について

•入院期間:
断酒を目標とした3ヶ月間の入院を基本としております。
しかし、最近では早期発見・早期介入の重要性が高まっており、断酒ではなく、まずは飲酒量を減らすことを目標とした治療も行っています。
飲酒量を減らすことを目的としたコースは、4回コース(約1ヶ月)と8回コース(約2ヶ月)があります。
•退院後:
退院後は、「断酒3原則」(抗酒薬の服用、通院、自助グループへの参加)を継続することが重要です。
これらの3原則をすべて実践している方は、そうでない方に比べて再飲酒率が低く、再入院に至ることも少ないです。

アルコール依存症でお悩みの方へ

アルコール依存症は、まだまだ誤解されやすい病気です。
社会にはお酒の誘惑も多く、断酒を続けるのは簡単なことではありません。
それでも、多くの方がご自身の飲酒問題と向き合い、懸命に断酒を続けています。
もしあなたが、お酒のことで悩んでいても誰にも相談できず、「本当は止めた方がいいのだろうけど、自信がない」「そもそも、お酒を止めるべきなのか分からない」といった気持ちを抱えているなら、ぜひ当院にご相談ください。
私たちと一緒に、あなたの飲酒問題と向き合っていきましょう。

アルコール依存症は、早期発見・早期治療が大切です。一人で悩まず、専門機関に相談することで、回復への道が開けます

虹の会

入院中の統合失調症患者さんを対象に、生活技能訓練の一環として心理教育を行っています。
統合失調症について正しく理解することで、患者自身のアドヒアランスを高めることを目的としています。
「アドヒアランス」とは?

「アドヒアランス」とは、医師や薬剤師と相談して決めた治療方針を、患者さん自身が積極的に守り、治療に参加することを意味します。
具体的には、

  1. 処方された薬を指示通りに飲む
  2. 定期的な診察や検査を受ける
  3. 食事や運動など、生活習慣の改善に取り組む

といった行動が含まれます。

プログラムの内容

病気の概要や症状、治療方法、薬の作用・副作用、再発防止について学びます。
少人数の仲間と一緒に、病気への対処法を考えていきます。
参加者の方々と、陽性症状や陰性症状、薬の効果、ストレス対処法などを話し合い、体験を共有することで、少しずつご自身の病気を理解し、自分らしい生活を送るための考え方や付き合い方を身につけていただくことを目指しています。
患者さん自身が積極的に治療に取り組めるようになることを目指しています。

ガールズ・ミーティング

ガールズ・ミーティングとは

13歳~18歳(高校卒業まで)の女の子のための集まりです。
参加者と共通の時間を持つことを目的としています。
参加者みんなで、ゆったりと楽しい時間を過ごしましょう。
学校やその他、自分の居場所を作っていくステップアップの1つとして活用してもらえたらと思っています。
隔週月曜日14時~15時、5~10人くらい(状況により増減する場合があります)で行います。
※参加には主治医の指示が必要です。
※その場で話したことが外に漏れることはありません。

内容

その時のメンバーの好きなことを自由にしてもらって構いません。
ただ好きに話す、何かゲームを考える、みんなでイベントを企画しても良いです。
話したくないときは話さなくてもいいし、絵を描いたり詩を書くのが好きなら、ノートを持ち込んで創作しても良いです。

参加するにあたってのお約束
  1. 思ったことは何でも話してみましょう。
  2. 自分と違う意見も大切に。否定しないで相手の話を聞いてみましょう。
  3. ミーティングで話したことは、外では話さないようにしましょう。
  4. ミーティングで知った個人情報は、外では話さないようにしましょう。
  5. 暴力や暴言は絶対にやめましょう。
  6. 個人的な連絡先交換は控えましょう。

まずは、気負わないで軽い気持ちで顔を出してみて下さい。
みなさんの参加をお待ちしています。

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